今日は、AC(アダルトチルドレン)の特徴の一つ『失情障害』について詳しく書いていきます。
失情障害とは?
失情障害とは文字通り『感情が出てこない症状』の事です。
感情が欠落しているというより、あるのに分からないという感じです。
失情障害の特徴
自分の感情を表現するのが苦手
『全然大丈夫だよ!』『辛くないよ〜』『平気、平気!』と言うのが口ぐせ。
コミュニケーションが苦手
『あなたはどう思う?』などの質問が苦手、誰かといる時に自分の意見を言えない、などがあります。
限界まで我慢する
我慢をしすぎて、動けなくなる・涙が止まらないなどの症状が出る事もあります。
辛くなると逃げ出す・心を閉ざす
職場や学校、家族などの環境から逃げ出したくなったり、誰にも愛されていない感情が溢れて心を閉ざしやすくなります。
失情障害の原因
なぜ感情があるのに分からなくなってしまうのか?それは小さい頃の家庭環境にあります。
小さい頃から感情を我慢した結果、心の中で感情の根詰まりが起きてしまっているのです。
失情障害が起こりやすい家庭環境とは…
- 親が子供の気持ちを受け止めなかった
- 否定ばかりされた
- 話を聞いてもらった経験がない
- 『我慢しなさい』と言われる事が多かった
感情が喉に詰まるのは『過去の感情が体に蓄積され根詰まりを起こし、現在の感情が上手く出せない』という状態です。
対策法はある?
決して感情が無くなっているわけではありません。
根詰まりが原因なので日常的に感情を吐き出す練習をして根詰まりを取ってあげましょう。
対策の1つに『ジャーナリング』というものがあります。
ジャーナリングのやり方
ノートや紙に10分間だけ今感じている気持ちを書き殴ってください。
ポイントはペンを止めない事です。書く事がない時は『書く事がない』と書いていきましょう。
ジャーナリングで詰まった感情を意識的に『出す事』をしてみて下さい。
おわりに
ACさんにとって、感情を出す事はとても難しい事だと思います。
なので紙に書いてみたり、心を許せる人と会話したり、クッションなどの物に向かって話してみる等…
自分が出来る範囲からやっていって少しずつ自分の事を愛す事が出来るよう、心から応援しています。
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